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「シロクロニクル』2003年
イロゴト
キスをして キスをして それでも君は遠くって
ふれていて ふれていて 隙間を閉じていくように
つながって つながって 欠けた君を埋めてって
それだけで それだけで あたたかな蜜になる
甘い果実なら ふたり溶けるだけ
まざって まざって もう何も見えないや
花が落ちてきて まるで泣いていて
ゆらいで ゆらいで どこにも行けなくなる
キズつけて キズつけて それは多分、痛い事
知りたくて 知りたくて くりかえす虫の息
たしかめて たしかめて 曖昧になんてしないで
そばにいて そばにいて たとえ誓えなくても
甘い果実なら ふたり腐るだけ
あえいで あえいで もう何もいらないや
たくさん落ちてくる 濡れた花びらに
そまって そまって 心は彩られて
あの一瞬の感じ それは祈りにも似て
全ての僕よ、君に届いて キラキラ散らばって。
甘い果実なら ふたり溶けるだけ
まざって まざって もう何も見えないや
花が落ちてきて まるで泣いていて
ゆらいで ゆらいで どこにも行けないよ
誰も触れない夢が続いたら
笑って 笑って このまま覚めないまま
ずっと 笑って 笑って
ずっと ずっと 笑って 笑って
ずっと。
ナショナルキッド
遥かなる上空で人工衛星が僕を見つけ笑った。笑った。
永遠に僕といて!
核シェルターでパンと水と愛をあげるよ。あげるよ。
時間たっても忘れちゃっても保存しとかなきゃ。
バカ笑いも涙声も君じゃなきゃ嫌だ!
オゾン層が壊れた空。きれいだから、
2人だけで冷蔵庫に入ろう。
「コンニチワ〜サヨウナラ。」
確信がつけないままメール送った。送った。
日本製少年の伝書鳩は目をまわして墜ちて、途絶えた。途絶えた。
時間たったら忘れちゃったら取りださなくっちゃね。
無理してても無視している僕なんかじゃ嫌だ!
水没して沈んじゃっても別にいいんじゃない?
2人だけで冷蔵庫の中で。
時間たっても忘れちゃっても大事にしなきゃね。
どこに行っても、ここに居ても、2人じゃなきゃ嫌だ!
オゾン層が壊れた空。青ざめてく。
2人だけで冷蔵庫に入ろう。
水色ガールフレンド
ビニール傘の花を閉じた 雨上がりしかでない空
なんかとても すばらしいので 君も見てたらいいのになあ
夕立ち 止んで ひぐらし鳴く
僕の熱があがってく
水色ガールフレンド 雨色ガールフレンド
いつも涙 ひとつせつなく
キラメキきらり ユラメキゆらり
そんなふうに君といれたらいいのに
ふいに突然 思慮深い発言 僕をビックリさせるんだ
ボンヤリする 気のせいじゃない
恋の病って本当だ
水滴 なまぬるく滲む
泣き虫は君の嘘
水色ガールフレンド 雨色ガールフレンド
いつも涙 ひとつせつなく
あこがれこがれ たそがれこがれ
全部思い通りになればいいのにね
僕の熱があがってく、僕の血が濃くなって
水色ガールフレンド 雨色ガールフレンド
いつか涙 空に返して
キラメキきらり ユラメキゆらり
そんなふうに君といれたら
虹色ガールフレンド 夢色ガールフレンド
君の笑顔が虹をわたって届く
もしもピアノが弾けたなら
もしもピアノが弾けたなら
バカになった バカになった バカになった思いのすべてを歌にして
きみに伝えることだろう
雨が降る日は雨のよに
風吹く夜には風のよに
晴れた朝には晴れやかに
だけど ぼくにはピアノがない
きみに聴かせる腕もない
心はいつでも半開き
伝える言葉が残される
アア アー アア・・・
残される
もしもピアノが弾けたなら
小さな灯りを一つつけ
きみ聴かせることだろう
人を愛したよろこびや
心が通わぬ悲しみや
おさえきれない情熱や
だけど ぼくにはピアノがない
きみと夢みることもない
心はいつでも空まわり
聴かせる夢さえ遠ざかる
アア アー アア・・・
遠ざかる
サンデー
なんかだるい午後に僕は 陽だまりの机の上
鉛筆で書いた文字は きっといつか忘却の彼方
サンデー サンデー チクタク針は進んで
サンデー サンデー 僕は何してる?
世界が終わる日が 休日ならいいな
とても とても おだやかな
やっぱり夕方は寂しくなるのかな?
そこはいつもと同じで
なんかこんな日に想うこと
気まぐれで散文的
閉じこめたノートの中 ずっと解けない謎だけ残った
サンデー サンデー チクタク針は進んで
サンデー サンデー 君は何してる?
世界が終わる日が 休日ならいいな
どこか どこか でかけよう
そしたら遊園地で二人だけで遊ぼう
まるでいつもと同じに
世界が終わる日が 休日ならいいな
とても とても おだやかな
やっぱり夕方は寂しくなるのかな?
そこはいつもと同じで
星座づくり
ねえ、非常階段 登る24時 眠った町のパノラマ
ねえ、まっ黒な地図 見るのに飽きたら
ふたりで星を数えよう
そっと つなげて 新しい星座作るよ
ずっと変わらない想いが 夜空に残ったら 残ったら
なんかラッキー
ねえ、今夜は新月 さんご色した光がおおいつくすから
ねえ、手を握れない 魚座の僕の指は 泳いでばかりだけど
そっと つなげて 新しい星座作るよ
ずっと変わらない想いが 夜空に残ったら 残ったら
なんかラッキー
ねえ、またたきながら 宇宙の声が賛美歌みたいに聞こえる
ねえ、ひとりでいるより
ふたりのほうが寂しいのかもしれないね
そっと つなげて 新しい星座作るよ
ずっと変わらない想いが 夜空に残ったら
きっと きっと 離れない そんな事少し思えたら
「今度また遊ぼう。」って ふたりが仲良くハモったら
なんかラッキー
バカになったのに
自堕落ばかりがもてすぎる
だったら おいらもって いい気になった
中学まではまともだった まともだったのに
さんざんムリしてバカになった バカになったのに
進学校の悲しみアホ不足
パンチパーマでパンク しらふでバカ
中学まではまともだった まともだったのに
さんざんムリしてバカになった バカになったのに
まともになるには 楽しすぎる
普通の人は変わってく 僕だけバカ
中学まではまともだった まともだったのに
さんざんムリしてバカになった バカになったのに
中学まではまともだった まともだったのに
さんざんムリしてバカになった バカになったのに
バカになった バカになった バカになった
バカになった バカになった バカになった
バカになったのに
秘密のカーニバル
言い忘れてたんだ 明け方夢の中
毛皮に着替えたら 早く迎えにきてマリー
ドアを 蹴飛ばしてハミング
可笑しくて 僕はただケラケラ
連れて行って 秘密のカーニバル
そこはきっと 月よりも遠い場所
「淋しく明けて行く 東京の空が
好きな君はきっと 天国にも行けるはず」
冷めた 紅茶は囁いた
可笑しくて 僕はただケラケラ
連れて行って 秘密のカーニバル
そこはきっと 月よりも遠い場所
捜しているけれど それが何かさえ
見つからないから 早く出掛けなくちゃマリー
嘘で 誤魔化すみたいな
くだらない 話はもう終わり
連れて行って 秘密のカーニバル
そこはきっと 月よりも遠い場所
捜しものが もしも解ったなら
いつか君に
教えてあげるよ
教えてあげるよ
教えてあげるよ
教えてあげるよ
ピカソごっこ
青い絵の具を塗りまくるんだ!キャンバスの上いっぱいに!
青い絵の具を塗りまくるんだ!部屋の中いっぱいに!
青い絵の具を塗りまくるんだ!僕の顔中いっぱいに!
青い絵の具を塗りまくるんだ!パレットにあふれてる感情!
口笛を「トゥルトゥー」って吹いて、平気なふり。平気なふり。
口笛を「トゥルトゥー」って吹いて、平気なふり。平気なふり。
青い絵の具を塗りまくるんだ!陽射しのようにいっぱいに!
青い絵の具を塗りまくるんだ!アトリエで狂ってはデッサン!
口笛を「トゥルトゥー」って吹いて、平気なふり。平気なふり。
口笛を「トゥルトゥー」って吹いて、平気なふり。平気なふり。
口笛を「トゥルトゥー」って吹いて、平気なふり。平気なふり。
口笛を「トゥルトゥー」って吹いて、平気なふり。
平気なふりして、描くのは悲しい肖像画。
飾んないけど。
飾んない、
けど。
バリア
いつも白黒思考で
好きなものは好き 嫌いなものは嫌い
放課後 ひび割れたチャイム
残響していた 鼓膜が破けそうだ
アスピリン つくり笑い 不感症の涙
クラスメート カメレオン はっていたバリア
生きたふり?死んだふり?
ゼラチンの固まり
ゼラチンの固まり
手のひら 運命線を切った
真っ赤に染まった指先がなんか良いね
現実 モザイクかかった
残像のせいで 片目がつぶれそうだ
ハルシオン 水の匂い ピアノ
代償行為 ディストーション 美しいバリア
流れる血、なくなれば
透明な心
透明な心。
もう何も感じないで生きていける
あんなにも信じていた全てがいま崩れていく
アスピリン つくり笑い 不感症の涙
クラスメート カメレオン はっていたバリア
生きたふり?死んだふり?
透明な心
ねえ、さわって。
もう何も感じないで生きていける
あんなにも信じていた全てがいま崩れていく
最終電車
最終電車に乗る。
冷たい車内は 白い光にみたされながら、
ゆっくりと動き出していく。
ガラスの向こう側に、
さっき君と居た 街の灯りがちいさくなるよ。
欠けた月だけ追いかけてる。
黒い空を僕を乗せて、ずっとはしりつづけていく。
離れても、遠くても、全て君に向かっていく。
つぎはぎの祈りでも、ひとつひとつ叶うように。
何ひとつ迷わずに君が眠っていたらいい。
なんとなく、うれしくて、
おどけながら僕はちいさく手をふるよ。
切符をにぎりしめて君の事を想う。
駅に着くたび人影も消え、
僕だけが独り残ってる。
きしむ音で、少しだけ胸が苦しくて、
帰りにくれたアメが苦いや。
欠けた月のカケラみたいだ。
窓に楽しそうな日々が、ずっと流れつづけていく。
離れても、遠くても、全て君に向かっていく。
ほころびた願いでも、ひとつひとつ届くように。
何ひとつ怯えずに、君が眠っていたらいい。
目覚めたら、君が好きな全てで、
世界が変わっているから。
欠けた月の裏側でほら、唄う声が君まで届いた?
最終電車はもう、
夜のはじっこにたどり着く。
たどり着く。

