GOODS

「ねじまきノイローゼ」

とおくでこもりうたが きこえてめをさます
なぜだかゆびのさきが つめたくしびれてる
やぶけたぬいぐるみが いきなりしゃべりだす
「ほんとうのきみのことを おしえてあげる」って

しろいはな どこにさく
よごれたてのなかにさく

たべかけのちょこれぇとを くちのなかでとかして
おかしなぎしきがただ おわるのをまっている
わたをだしぬいぐるみは まだまだしゃべりつづける
くるったばいおりんに にてるきみのきらいなあのこえ

きみがぼくにくれたものはなに?きみがぼくにくれたものはなに?
きみがぼくにくれたものはなに?きみがぼくにくれたものはなに?
なぁに

「水葬。」

蜘蛛の糸 張りつけている
泣き顔の ピエロがまた
夜が濃く なりだしたら
ベットの下 這いでてくる
屋根裏に閉じ込めてる
あの子供は きっと僕で
逆さまに ぶら下がって
ねじれたまま 宙吊りなんだ

僕はただ眺めた 月明かりで誰が回る
影になって顔がよく 見えない

眠りながら 記憶の僕
海の底に沈んでくよ
眠りながら 記憶の僕
海の底に沈んでくよ

可笑しくて 吐きそうなんだ
目の奥が ちかちかする
嫌な音 頭の上
あいかわらずまだ宙吊りだ

僕はただ眺めた 月明かりで誰が回る
影になって顔がよく 見えない

眠りながら 記憶の僕
海の底に沈んでくよ
眠りながら 記憶の僕
海の底に沈んでくよ

僕はただ眺めた
影になって顔が・・・
(見えないけど きっと)

眠りながら 記憶の僕
海の底に沈んでくよ
眠りながら 記憶の僕
海の底に沈んでくよ

ゆらゆら 僕 深く暗い
海の底に沈んでくよ
ゆらゆら 僕 深く暗い
海の底に沈んでいくよ

「月明かりの下、誰が回るの?月明かりの下_________。」

「まひるの月」

みんなキラキラして 嘘にみえて不安だから
7月の高すぎる青い空は嫌いなんだ

雨のあとに濡れた細い道で
忘れられたうすい透明なビニール傘
僕みたいに風でとんだ

ずっとくりかえす 脆弱なうたごえの
蝉の声でくるいそうだ (うるさくてたまらない!)

まひるにでる 細く長い三日月の切っ先が
針のように静かにそっと僕に刺さってた

胸が痛くなりだして 息ができなくなるから
酸素が足らない僕は 泣きながら喘いで

胸が痛くなりだして 息ができなくなるから
酸素が足らない僕は 泣きながら喘ぎ続けていた

水槽でおよぐ金魚
(さっきから仰向けで 浮いてみたり、沈んだりして、まるで僕のまね?)

まひるにでる 細く長い三日月の切っ先が
針のように静かにそっと僕に刺さってた

胸が痛くなりだして 息ができなくなるから
酸素が足らない僕は 泣きながら喘いで

むねがいたくなりだして

いきができなくなるから

さんそがたらないぼくは

なきながらあえいで

そしてめをとじた

「トランスオレンジ」

日曜の朝 ひとりで
僕をさがしに 出かけた
おととい読んだ 絵本と
かなりずれてる 世界で

外が白くなりだす 僕をいつか照らしはじめた
もうすぐ行かなきゃ、

ペンキが剥げた バスに乗った
僕はにやけてて 不自然
右側のカベ きらいな
ことばが四つ ゆれてる 見て、

外が白くなりだす 僕をいつか照らしはじめた
もうすぐ行かなきゃ、

「さよなら」
ビルの上で 僕は
やぶいた写真を ばらまいて
おどけたままで 手をふりながら
オレンジ色のなか つぶやくんだ

外が白くなりだす 僕をいつか照らしはじめた
もうすぐ行かなくちゃ、

「さよなら」
ビルの上で 僕は
やぶいた写真を ばらまいて
おどけたままで 手をふりながら
オレンジ色のなか つぶやいたんだ

僕の居場所
嘘だったみたいに なくなった
誰からも嫌われた僕が

いつも いつまでも

オレンジ色の世界でつぶやくんだ

「スノーフラワー」

座り込む猫みたく 空の下震えてる
冴えわたる空気の中逃げよう
汚れた水みたいな 怯えがにじむ夢が
覚めた時みたい
(否定的だ、今の僕。)

茶色い靴をはいて 冬の夜外へ出る
明るい唄をくちずさみ 歩いた
雪のなかでクルクル まわりだし踊る僕
寝ころびたい衝動に 駆られたら

雪に咲く花を喰べ 僕はただ眠るんだ

雪に咲く花を喰べながら 僕はただ眠りたい

かじかんだ君の手が 冷たくて気持ちいい
(このままずっとそばにいて。)
昨日と違う僕の手の中で 溶けてゆく
なまあたたかい 水に溶けた

ゆきがあとすこしだけ
ふりつづけてくれれば いろはすぐに
とうめいに ほら、 ゆきがあとすこしだけ
ふりつづけてくれれば いろはすぐに
とうめいに ほら かわるよ。

「クローゼットチャイルド」

洋服タンスの奥の照明に
照らされている髪のない少女たち
僕に差しだす黒い皮の手帳
なぜか僕は逃げたくなり、怯えてる

あなたは私のとても大切な
帽子をうばって笑って、かけてゆく
それはとても ひどく悲しい事
流されてく景色はいつも 霞んでる

ずっと鐘の音なら 耳の奥の中から
いつも響いてくる いつも響いてくる

ホコリだらけの映写機が音をたてて
みんなが好きな同じシーン
くりかえしてる 

ずっと鐘の音なら 耳の奥の中から
いつも響いてくる いつも響いてくる

ホコリだらけの映写機が音をたてて
みんなが好きな同じシーン
くりかえすんだ
ホコリだらけの映写機が音をたてて
アー
みんなが好きな同じシーン
くりかえすんだ
・・・みんなが好きな
・・・みんなが好きな
ハハハハハハ

「割れた窓」

昨日夢を見た 欠けたはずなのに 動く君が居て
狭い廊下の薄明かりの下 子猫と踊ってる

泣いているような 笑っているような 不思議な顔だから
僕は気付かないふりをし続けた 夢からさめるまで

割れたガラス窓を開けたら今すぐに答えを見つけなきゃ
見つけられない僕 のどがカラカラになる また こぼれた

深く 深く 深く水彩にゆれ動く 僕の意識はただ
まるで まるで まるで 沈んでいくみたいに ゆっくり溶けだしてく
夢の色 ゆらり 濃くなる

割れたガラス窓を開けたら今すぐに答えを見つけなきゃ
見つけられない僕 のどがカラカラになる また こぼれた

深く 深く 深く 水彩にゆれ動く 僕の意識はただ
まるで まるで まるで 沈んでいくみたいに ゆっくり溶けだしてく

溶けて 溶けて 溶けて 何もわからなくなる 僕の意識はただ
ずっと ずっと ずっと何もわからなくなる

ずっと ずっと ずっと
そのまま

「エーテルノート」

僕だけがうつむき 
言葉を選んで喋りだしてた
ふいに子供じみてる感覚
ミルクのあまさにとけた

飲みほしたビンの中に 秘密をひとつ落として
砂糖とアルコールとレモンをたして
「すこし自閉的な僕」が いつか要らなくなるまで
地下室の棚に隠してしまったんだ

目かくしをしたまま
飛行機に乗ってる病気の天使
ひくく飛びはじめてる
景色に迫って途切れて消えた

ゆるやかなカーブ描き フィルムの一コマになる
そこに立ちつくして待っている僕が
カメラのレンズ覗いた 見飽きて閉じてしまった
瞼の裏側
走るパルス

おかしくなるスピードで連れていって
ぼやけてしまう日溜まりに寝ころがって
希望的な言葉 ノートに書きなぐる
悲しい僕は嘘つきの詩人になる

触れない光 反射してこわれて
こぼれ落ちて僕にいつまでも降りかかる
プラスティックの光の粒 散らかりだしてく
あのガラス瓶を地下室にとりにいこう

「痛い青」

スライド写真の景色が変われば
弱虫の僕がとり残されてた
青いインクが飛び散るよ 胸のあたり
痛いくらい綺麗だから 僕は泣いたんだ

夜の公園のブランコで
誰かのケラケラと笑う声を聞いたんだ
もしかしたら側にある花壇の中?
それともアレの泣き声?
(違う、君の声だ。)

街灯の下で立っている君は
ひどく悲しそうで今にも消えてしまいそうだ
(いやだ、いかないでよ。ねぇ・・・・・・)

目の前の影がゆらぐたび
悲しみの色があふれてく
あおい青
肺のなか全部ひろがって
濁りはじめたら―――――。

目の前の影がゆらぐたび
悲しみの色があふれてく
あおい青
肺のなか全部
(痛い青)
ひろがっていく
濁りはじめたら―――――。

「Spooky」

嘘を纏ったら
迷う帰り道
君の足音で
星を見失う
クリア出来たなら
スキルは上昇
目隠し鬼さんこちらへ
ほら、
心はいつでもゆらゆら
ほら、
ここまでおいでよ、おいでよ
深い理由もなく
静寂は不愉快
火花を散らした
無垢なるチェーンソー
棄てるものなら
両手で自嘲して
鵺の真似をして口笛
ほら、
心はいつでもゆらゆら
ほら、
ここまでおいでよ、おいでよ
ねぇ、
眩暈でいくつもきらきら
どんな、
嘘でもつけるよ、つけるよ


ブルーバック


午前0時 雨 静寂に問う 思考はインク 流れ出して 潜れば 
僕の色に 沈む 沈む
フイルム 逆走 日々なら模様 カレイド 覗いてほしい 混ざってく
僕の色が 回る 回る 
愛 青  赤  想いは痣 残れど いつか消えて 無くなる
僕の色が滲む 滲む
無言劇 続く 舞台の裏 秘め事 枯れてくバラ バラバラ 
僕の色が 散る 散る 

息 声 指 躯 心 君がね ひとつひとつ 離れて 
世界は また からっぽだ
視界 さかさま 身をゆだねて 堕ちれば 「おかえりなさい。」
すべてに僕の宙が 降る 降る

 

失われていく記憶に いまさら触れたところでもう、幻
手放した場面 重ねて写して なにもないここは どうせただのブルーバック

さびしんぼう

例えれば さびしんぼう いつも通りの僕になる  
窓も全部塞いだし ドアにはちゃんと鍵も掛けました
来る明日を拒んだら 滅ぶのが決まりだよ
ふたりしかいない国 作った ○と△と□

遠くて静かな夜の隅っこで 記憶の城壁 たてこもり眠る  

積み木みたいに優しい嘘を 積み上げた恋は もう 
崩れていって 色とりどりのココロがいくつも散らかるだけ
                         
枯れ落ちる言の葉で くずかごは過去だらけ
捨てられない気持ちなら ゆっくり 火にくべて忘れましょう

深くて冷たい夜の底でただ 借り物の愛に包まって眠る
    
燃えてく日々の灰が降る夢で 埋もれてく僕がもう 
見えなくなって 居なくなっても こゝろの形は残ってほしい

積み木みたいに優しい嘘を 積み上げた恋は もう 
崩れていって 色とりどりのココロが散らかるばかり  
燃えてく日々の灰が降る夢で 埋もれてく僕がもう 
見えなくなって 居なくなっても こゝろの形は残ってほしい

残って  残って  残って
  
気がつけば さびしんぼう 大丈夫 寂しさとか慣れるから

「バンビ」

いまだに幻想進行系知恵の輪ずっと外れないや
願望全部を空想ノートに描いたら
ゼンマイ仕掛けの感情で涙の準備ができました
現実逃避のエンディングばっか作るよ

淡い甘い記憶で僕は案外、悲しいだけじゃないかもね
それはとてもまぶしい日々でいつまでも覚めなければいいのにな

東京メトロで深海を漂流している最中です
放心しちゃえば存在意義さえ希薄だ
人魚との恋も水の泡孤独に揺らげば水中花
『永遠なんて』と印象的に笑ったっけ

淡い甘い記憶で僕は案外、悲しいだけじゃないかもね
それはとてもまぶしい日々でいつまでも覚めなければいいのにな

なんでも欲しがっては足りないものだらけだ
遠回りしてばっかでまだ探せないんだけど
大事なこともあってさ信じてみてもいっかな
やるべき意味をそれらの価値を僕としてく

淡い甘い記憶で僕は案外、悲しいだけじゃないかもね
それはとてもまぶしい日々でいつまでも嬉しい
いつもいちばん言いたいことは胸がつまり上手く言えないよ
どんなこともしてあげれたら。いつかはさ見つけれたらいいのにね

アイラヴュー・ソー

散文的に泣く 東京都のゴースト
水銀灯で寝て 超低温の夢視る
平然とさよ~なら 遠のいてくの、誰?
洗礼めいて雨 そうとう素敵

I love you so 確かな理想郷
I love you more 落下の一途なの
I love you always 結果は木っ端微塵
I love you forever バラバラ

騒々しい想像 東京都でゴースト
真空管通して 超爆音の夢ん中
空間歪んでったり 重力消えてったり
感情過多になっちゃったり 幻滅したり

I love you so 刹那な理想郷
I love you more 接触一瞬なの
I love you always 結局木っ端微塵
I love you forever 粉々

(なにもみえないの なにもいらないの なにもきえないの
虚ろ 空ろ ロー)

断片的に不明 東京都のゴースト
誘蛾灯のようネオン 蝶々は全滅!
I love you so 不確かな理想郷
You hate me? バイバイ

デュエット

月光蝶は 遥か向うの論争と宙を舞う 
可笑しい位 鮮やかに

落葉樹と ずっと遊んでよう
一晩中 ずっと踊ってよう
枯れ葉散る ひらひらと美しく 

この場所で彼が言う  
魔性施したドレス トクントクン 鼓動音鳴り響く
「どうか木々の歌い手 不埒な才色美」
片目 くるくるって抜いた
月夜に弧 描いてった 

水銀燈は 遥か向うの抗争と夢うつつ 
眩しい位 艶やかに

劇作家は ずっとうなだれる
一晩中 ずっとうなだれる
紙屑にぐしゃぐしゃと 殴り書く  

この場所で彼の見る 
化粧施した人形 ドロドロと溶いてある果実
「どうか木々の歌い手 全ての醜悪に」
更に くるくるくるくるくるくる って    

遠くには 君の言ってた数多の出来事が 
戸惑い覚えそうな程にある という事ですね?   
それでも 僕が思う数多の出来事に付き合ってくれた君を 
今は心から愛おしいと ただ ただ 思う 盲目の僕

落葉樹は 遥か向うの終焉と酌み交わす 
疚しい位 華やかに

髑髏 くすっと笑ってる
一晩中 ずっと笑ってる
星空はギラギラと 牙を剥く 

この場所に彼のいる意味を 壊しました
口論 ギスギスの感情ささくれる
「どうか木々の歌い手 寂しくないように」
眠りましょうね 愛と情と今日でもう さようなら


寄り添い 私の手に誓いのキスをする 
最後の力は尽き 僕の足下に墜ちてゆく
あなたと砕けてゆこう 鉛の心臓も

残酷と思う勿れ 彼ら永遠に歌う 

庭園で 

ラララ ラララ

退屈マシン

16ピースじゃ一瞬だけれど 
すぐ解けない知恵の輪が 目の前にあって

曖昧 何となく嘘言ったり 愛情なんて脆くて
きらめき感 粗悪 わめき うんざり
歪んでく 曲がってく 見栄えはどんな風だ?

クラクラと眼舞うほど 針むしろ 
あまねく所業 気の毒ね 放っておこう 
ユラユラと 不都合って寄り添って 
ガラクタに見えた月日より 異状

だけど 上っ面 余所行きの笑顔作って
さぁ かくれんぼ 退屈しのぎ 
 
曖昧 何となく嘘言ったり 愛情なんて脆くて
透き通った琥珀 色褪せり
蒔いてたパンくずはなくなった 
トロイの木馬は空っぽだ 
退屈でも奇妙な芝居を始めよう 
シルクハット かぶって

悲しい予想でも 醒める事なく解けそうな知恵の輪が 
今ここにあって
   
欺いたという罪は サディスティック
愛情以上求めて
いたいけな程 多分幻聴で 
気付いたら 切っ先 えぐってくんだ ラララ

曖昧 何となく嘘言ったり 愛情なんて脆くて
きらめき感 粗悪 わめき うんざり
歪んでく 曲がってく 見栄えはどんな風だ?
笑ったりはしゃいだり 遊んでたいねって言って
かすんでく記憶ほど ____魅力的な未練です。

雪月花

空は泣きやみ色ない眉月
窓に滲んでそっと零れた
ふたり描いたしるしを残して
夜は ざわめく 星翳して

ただ ただ 重ねる日々に問いかけながら
摂理な流転に 空理な刹那に 嗚呼
繰り返し 想いを伝えた

春は はなびら散る アネモネの花に 窓越し思い耽たり
夏は 浮かぶ星座 ベガとアルタイル 窓越し見つめて 触れて

空は黙って 音ない眉月
硝子 反射して また 揺らいだ
嘘つき こじつけ 言葉は無力です 
夜を 纏って 隠れるだけ 縷々

ただ ただ 紡いだ日々に問いかけながら
世界の終わりが 実理な 永劫で来る
変わらない 今を生きる事

秋は長雨待つ 優しい滴に窓越し想い続けて
冬は雪舞う事由 溶けてく結晶に似て、涙。

春のはなびら散る アネモネの花が 窓越し 風に吹かれて
夏の浮かぶ星座 ベガとアルタイル 窓越し 消えて探せない
秋の長雨待つ 優しい滴に 窓越し 想い流れて
冬の雪舞う事由 溶けてく結晶を 記憶を なくしてしまう前に

こんな想いを何て呼ぶの?
季節は幾つ巡る?
問いかけ空に 浮かべたなら
「ふたり描いたしるしだ、まだ。」

アリア

落ちてくる星の雨 伸ばした指先に触れて
足下に伝われば 汚れた水に変わるから

ほら目を閉ざして
叶えば 地には花を

失うために時は過ぎて 静けさひとつ
漂うほど戯れる微熱が ため息で舞い上がった

引き換えにするものもなくて 嘘をちぎった
閉じ込めてたはずの願いで 胸の奥照らし出すよ

巡り巡る夜はすぐに 痛みさえ忘れてく

落ちてくる星の雨 伸ばした指先に触れて
足元に伝われば 汚れた水に変わるから

ほら目を閉ざして
叶えば 地には花を

明日を夢見てばかりの僕は 昨日に置き去り
どこかで笑いかける君が 知ったら悲しむのかな?

揺れて揺れる春の夜風
面影を奪ってく

遠い月あの空に 恋しさばかり重なって
うつむけばつま先で 心が形無くすから

ほら目を閉ざして
叶えば地には花を

すれ違いざまの季節は 天使の手を引いてた
ただ一瞬目を合わせて 通り過ぎた

落ちてくる星の雨 伸ばした指先に触れて
足下に伝われば 汚れた水に変わるから

ほら目を閉ざせば 夜空は瞬き
ほら目を閉ざして 叶えば 僕に花を

「ムーンライト」

おしまいはこんな夜でした『いつかまたね。』って嘘つきなふたり
いますぐに会いたいってわけじゃないけど君のこと思い出します
夜空とは宇宙の一部で手の届かない領域に例えれば
満ちては欠けてく月でした墜ちては泣けてく僕でした

傷つくことが恐いから出来るだけ傷つけることはしません
まして個人的な感情論ぶつけるのなんてもってのほかで
ともすればプラスティック的関係といえちゃう二人でしたが
それでも愛おしいと想いこゝろに穴が空いたようです

メール画面開いて閉じてたまに過去を指さき確認
いつの記録? 好きな言葉だされど記憶期限切れだ

同じ月同じこと胸の奥を照らされたら
あと1秒、1光秒戻るほどに遠い
消えてかない消えてかない出口に似た光を
かけ昇れば君に逢える気がしてムーンライト

現実が変っちゃうことはちょっとは理解してるつもりだけど
こんな気持ちに終わりはないしこの先もやっぱり尽きなさそうだし
未送信フォルダーを整理残ってたお願い全件削除
『内容が失われますが、消去してもよろしいですか?』

星に問えば煌めきすぎてすごい数で気が遠くなる
ならば呼び名唱えた呪文なのになぜに忘れてくの?

どこまでもどこからも想うのにね離ればなれ
誰にもない誰かじゃない魔法だけが残る
振り向かない振り向かない夢の迷路に迷って
立ち止まれば君が呼んだ気がしてムーンライト

風も街も雨も花も刻も吹いて揺れて降って舞って止めて
夢に色に熱に酔いに恋に醒めて褪めて冷めてさめていくのは嫌 嫌 嫌 嫌

同じ月同じこと胸の奥を照らされたら
あと1秒、1光秒戻るほどに遠い
消えてかない消えてかない出口に似た光を
かけ昇れば君に逢えるんでしょ?

くり返しくり返し胸の奥を照らされたら
君の声、君の影、隠れた闇探す
守れない約束をたよりにして夜空を
追いかけてくふたりが今繋がるムーンライト

みらいいろ

果てなき世界ならば この胸には証しを
同じ涙濡れたら 僕ら笑いあおう
解き放ってった現実で 刻む鼓動にフレーズを
共鳴してく心に
音をたてて咲く 名前のない花
おそろいの居場所 僕ら見つける

夢みるように目覚めて 未来までって伸ばした手
つかむ はなす くり返し探して
思いついてく色で 暗闇だって塗り変えながら
きおく きずな きぼう と重ねたら みらいいろ
ずっと僕らは描いてく

凹凸の鉄の町 寂しさにつまずいて
痛くないふりをして デタラメに笑う
そんなロンリネスな論理なんて 全否定で一歩 踏み出すよ
透明めいた心に
憧れて 揺れる 壊れそうな花
つぎはぎの願い 僕ら 捧げて

涙がいつか乾く程 早く回ってメリーゴーラウンド
遊ぼう 遊ぼう 光りまみれになる
思い巡ってく色に 愁しみだって消えていくから
きせつ きせき きれいに写してく みらいいろ
望んだのはどんなイメージ?

明日に呼ばれてく 砂時計のルール ひとつ ひとつ 零れていく
忘れてしまうこと 失してしまうもの 最後 いくつ いくつ あるの?

夢みるように目覚めて 未来までって伸ばした手
つかむ はなす くり返し探して
涙がいつか乾く程 早く回ってメリーゴーラウンド
遊ぼう 遊ぼう 光りまみれになる
思いついてく色で 暗闇だって塗り変えながら
きおく きずな きぼう と重ねたら
みらいいろ
ずっと僕らは描いてく
きらめきを 確かめて 描いてく

Thirteenth Friday

The thing that light makes the shadow.
The thing that light makes the shadow.
Therefore is must not be too light.
I can see you in the darkness.
I can see you in the darkness.
Before we forget light again.
Before we forget light again.
The tent which dream of what is shining.
The tent which dream of what is shining.
Wait for the Thirteenth moonlight.
I can imagine it slowly.
I can imagine it slowly.
Friday when something changes.
We change tonight…